BANDAI SPIRITSがテーブルゲームの新ブランドを創設

強調するのはドキドキやワクワク感 企業
強調するのはドキドキやワクワク感

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 株式会社BANDAI SPIRITS(榊原博社長)が新ブランドの立ち上げとそのロゴを3月4日、東京・港区のベルサール三田ガーデンで発表した。新ブランドで取り扱うのはアナログのテーブルゲーム。当初はポケモンのサイコロ対戦ゲームとガンダムのミニチュアゲームを投入する。2種類のゲームを通じて、リアルイベントの体験から遊び方を届けるブランドとしての認知度定着を狙う。BANDAI SPIRITSのホビーディビジョン・高橋誠ゼネラルマネージャーは「カードゲームなど対面遊びへの熱量に着目し、プラモデルと組み合わせた新規事業のスタートを決めた。目指すのは継続して長く遊んでもらうこと。体験イベントやコミュニティを含めて遊び環境を届けていく」と、新ブランドでの取り組みについて解説した。

 7月に投入する「プラコロ」(スターターキットの初回価格は税込500円、通常価格が同990円。拡張ボックスは同385円)が、ポケモンのサイコロ対戦ゲーム。ポケモンカードゲームと同時期の1997年に誕生したテーブルゲームで、対戦決着までの時間を以前の半分以下へ短縮するなど、改良を加えて復活させる。ポケモン型とエネルギーの種類が記載されたサイコロを同時に振り、出た目とカードの記載内容を照合して得点を決め、さらにポケモンの向きで加点して、対戦相手と得点を競う遊び方。イオンの商業施設などでイベントを開催し、箱を開ければすぐにサイコロを振って遊べるシンプルな内容をメインターゲットの子供や遊んだ体験を持つ父親へ訴求させる。

 一方、海外を含めた大人をメインターゲットとして10月に日本語版と英語版を同時リリースするのが「ガンダム アッセンブル」(スターターセットの税込価格3850円、拡張セットは3体付きが同3300円、12体付きは同9900円)。つくる、塗る、収集する、遊ぶの4要素で構成したミニチュアゲームで、まずは接着剤不要で組み立てられるミニチュアプラモデルを仕上げ、塗装し、3体以上揃えて、ゲームに参加という工程が設定されている。サイコロとカードを併用し、ミニチュアのガンプラを進撃させて相手と対戦する遊び方で、英国発のウォーハンマーなど他のミニチュアゲームとルールはほぼ同じ。そこに短時間で決着がつくよう距離を測る手間を外すなど独自性を加えている。世界規模でのイベントを計画しているため、ルールも世界共通にするという。このゲームに対するBANDAIのこだわりはミニチュアガンプラのポージング。プレイヤー同士が見せ合うことを前提に、自然と対話やコミュニティ形成へつながるよう躍動的な造形を意識している。発売から1年以内に30種類以上のミニチュアガンプラ投入と体験機会を設けて、世界規模で愛好者創出を目指す。

 2種類のボードゲームを通じ、創る喜びと遊ぶ感動を届けるために用意した新ロゴは、BANDAIのBとホビーのHを抜き出して、プラモデルのランナーで囲い、V字型に傾けたデザインになっている。そのBにBANDAI SPIRITSロゴのブルー、Hには親会社のバンダイがロゴに採用している赤を配色し、本気度を示した。また、2種類のボードゲームでは、サイコロを振った時の運、戦略、決断が勝負を分けることを強調している。このロゴのもとでBANDAI SPIRITSは、ドキドキやワクワク感を強調しながら新規事業に挑む。

【お知らせ】
 2026年2月号の新聞(ホビージャーナル)では、2025年の玩具貿易状況、人口と労働力調査からの玩具需要動向、日本発コンテンツの海賊版被害額、24年と25年度の玩具市場規模、2024年のアニメ産業動向、イベント(トレカ応援祭、Toy Fair、ホビーメーカー合同展示商談会)の内容、カプセルトイの市場動向調査、企業(レゴ、BANDAI SPIRITS)の動向などについて取り上げました。
 その中から、このBANDAI SPIRITSが発表した新規事業とそのロゴについての記事をピックアップして、ホームページに掲載しました。このガンプラの造形は躍動的でカッコいいです!発売の10月を楽しみに待ちましょう!!