実物大のガンダム像 大阪・関西万博に登場が決定

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 株式会社バンダイナムコホールディングス(川口勝社長)は、出展を決めている2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に実物大のガンダム像を設置すると6月26日に発表した。関西エリアに実物大のガンダム像が登場するのは初。2020年12月から2024年3月まで神奈川・桜木町に設置した立ち姿で動くガンダム像の資材を再利用して完成させる計画で、今回は片膝を立てて腕を上にあげるポーズをした宇宙と未来に手を差し伸ばすイメージの非可動式像とする。東京オリンピックの予告に登場したポケモンやマリオと同様に、万博の日本開催を世界に告知する武器が登場した。 

  アニメ放送から45周年を記念したイベントが現在、行われているガンダム。BANDAI SPIRITSが静岡ホビーショーのブースで紹介していた内容を参考にすると、この取り組みの最終到達地が大阪・関西万博だとみられる。技術トレンドを目当てに、各国から来訪する万博。そこで、世界的に知られているキャラクターの周年盛り上がりを最高潮に持っていく。 

  ガンダムはプラモデルのブランドとしても知名度が高い。周年を記念した商品群の中で、注目は「ベストメカコレクション」(10月発売予定、税込価格1320円、その写真はここをクリックすると見れます)。1980年発売の1/144ファーストモデルを再現したリバイバルキットで、当初は白のみであった部材色に着色を施して塗装の必要をなくすなど進化させている。ここではガンプラの原点を体感できる。 

 大阪・関西万博でガンダムが感じられるのは、この像のみではない。バンダイナムコが設置する民間パビリオン内でも世界観を紹介する展示を行う。パビリオンの外観は未来のスペースエアポートで、その中に入り、ガンダムの世界を楽しんでもらう。機動戦士ガンダム像のスペックは全高(指先まで)16・72メートル、頭部高12・31メートル、総重量49・1トン。展示期間は2025年4月13日~10月13日となっている。