日本トイザらス株式会社は、トイザらス・アジアが子供からキダルトまで幅広い年代の消費者を対象にした店舗展開をパートナー企業とともにアジア各国ではじめたと9月30日に発表した。子供向け玩具やベビー用品を中心に品揃えしてきたトイザらス。それを新たなコンセプトに基づく内容へ替えはじめた。
日本では全面改装し、9月6日にオープンした茨城県のつくば店が新コンセプトへ基づく店舗に当たる。写真の様に、ゲーム関連グッズ、フィギュアなどのコレクションアイテムの取り扱いもある。この品揃えで、幅広い年代の消費者に新しいショッピング体験の提供を目指している。
アジア地域では中国、シンガポール、マレーシア、香港にも、新コンセプトへ基づいた店舗が登場した。特に中国・上海の店舗にはキャラクター、トミカ、ACG(アニメ、漫画、ゲーム)の集積ゾーンを設け、それぞれの世界観を象徴した商品を集めている。ゾーン展開を通じ、ショッピングだけでなく、体験の機会も提供して、キダルトや旅行者を含めた様々なニーズの取り込みを進める。
トイザらス・アジアのレオ・ツォイCEOは「代表的な商品シリーズとのコラボレーションやパートナー企業との活動を通じ、各年代と好みを持つ人にとって特別な空間の店舗をアジア各国へ投入した。今後も消費意欲を向上させるコンセプト店舗への投資を続けていく」と、述べている。現在の市場環境をチャンスと捕えているトイザらス。独自のアレンジを加えた店舗を投入し、その獲得に動きはじめた。